| 地球は太陽からのエネルギーで暖められ、宇宙に熱を放射しています。 地球のまわりには、『温室効果ガス』(二酸化炭素、メタン、フロンなど)があるため、地球は平均気温15℃と生物の成長に適した環境が保たれてきました。
過去1000年間の大気中の二酸化炭素濃度を見ると、産業革命以前は 280ppmほどで安定していましたが、この100年で急激に増え、現在は375ppmまで上昇しています。わたしたち人間が、石油・石炭・天然ガスという化石燃料を大量に使うようになったことが原因だと考えられています。
その結果、地球の平均気温はこの100年間で約0.6℃〜0.7℃上がりました。
このまま地球温暖化がすすめば、気温は最大で5.8℃も上昇すると言われています。
過去1000年の気温上昇を見ると、この21世紀の気温上昇がいかに激しいものであるかということがわかります。
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世界各地で、地球温暖化が原因と思われる影響が様々な形で現れています。
ヒマラヤでは、永久に溶けないと言われていた氷河が溶けて、大きな湖ができています。それが決壊すると下流の1万人の集落が壊滅すると言われています。
南太平洋の島国ツバルでは、すでに陸地が海水に浸かり始めており、約l万人が移住を迫られると言う事態に直面しています。
このほかにも、水温が上がったことでサンゴが白化現象を起こして死んでいくという状況に追い込まれていますし、日本では、関東以西のブナが元気をなくし、所々で枯れているということが起こり始めています。
植物が気候帯の変化に合わせて移動できる距離は年間で数十メートル〜2キロメートルと言われています。気候帯の移動スピードについていけない植物は、減少します。植物が減少すれば、そこに生息する野生動物に影響が生じることは避けられません。
さらに人間の社会では、台風や集中豪雨、猛暑などの異常気象による被害が近年急増しています。
このままいけば、岡山県は2100年までに気温は4℃上昇し、奄美大島や種子島のような亜熱帯の気候になるようです。冬は寒さが和らぎ、一見よさそうに思えますが、水、食料、エネルギーが不足し、マラリヤやデング熱などの熱帯性の感染症が流行することが予想されています。
動植物の生態系も変わり、西日本ではジャポニカ米がとれなくなってしまうといわれています。
もしも海面が1m上昇したらどれだけの影響があるのかを地図で示すと、 岡山市や倉敷市でかなりの地域が水没することが分かります。
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すぐに温暖化防止の対策をとり、二酸化炭素濃度が安定したとしても、気温はその後も100年間に2〜3℃上がり続けます。更に、その影響はもっと遅れ数世紀にわたって起こり続けます。ですから、早急に対応しなければ手遅れになってしまいます。
地球温暖化を防ぐには、21世紀中に大気中の二酸化炭素濃度を約450ppm程度に安定化させることが必要だと言われています。
そのためには、世界全体で二酸化炭素排出量を21世紀中に60%以上削減する必要があります。
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